[新訳]南洲翁遺訓(2009-32/100)

[新訳]南洲翁遺訓

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南洲翁遺訓は西郷隆盛の遺訓集。他に読んだ本で紹介されていたので繋ぎ読み。本書は数ある遺訓を政治、時代、事業、人生の4つの教えに分類して、それぞれの訓えに対して筆者の松浦光修氏が解説を入れている。松浦氏の解説は現在の様々な事象を例にとって説明しているが賛同できるところとそうでないところがあり、それがゆえに自分の考えをしっかりと持って読むととても読み応えがあった。

特に「自分のとらわれるな」という訓えに対して論語で引用した言葉が印象的であった。

「わがままな心がない。むり強いする心がない。かたくなな心がない。独りよがりの心がない。」

3つ目の「かたくなな心」は肯定的な意味で使われることが多いと思うが、それすら捉われないというのも自然を受け入れて流れるような人生を全うするには必要なことかと思い至った。

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ひとり光るみんな光る―バグジー流感動経営 他(2009-31/100)

ひとり光るみんな光る―バグジー流感動経営

愛と感謝の美容室 バグジー 1―『心を育てる』感動コミック VOL.1

愛と感謝の美容室 バグジー 2―『心を育てる』感動コミック VOL.2

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北九州市を中心として展開する美容室「BAGZY(バグジー)」の久保華図八氏による「心の経営」についての考え方を綴った本とそれをマンガで表したもの2冊の計3冊。実はこの本は購読している法政大学坂本研究室のブログで紹介されていたもの。

丁度1つ前の記事に書いたようにCSとESの関係についてとてもわかりやすい事例のように思える。サービス業だからなおのことだろう。

地場に密着した企業の場合、顧客、従業員問わず人を愛し、感謝していくようになると地域に溶け込んでいくような気持ちになる経営を行っていくようになる。これはもう売上や利益至上主義とはほど遠いものだろうと思う。

この本に書かれていることを表面だけそのまま真似をしても何も効果は得られない。真似をしてみるとしたら皆に感謝することであって、試しに家族や従業員に「ありがとう」と言ってみることだと思う。

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伝説コンシェルジュが明かすプレミアムなおもてなし―お客様の望みをすべてかなえる方法(2009-30/100)

伝説コンシェルジュが明かすプレミアムなおもてなし―お客様の望みをすべてかなえる方法

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以前読んだ別の本でリッツ・カールトンのサービスについて興味を持ったので購入した本。日本ではなじみのないコンシェルジュ。私もあまりコンシェルジュがいるようなホテルに泊まらないのだが・・・コンシェルジュとはホテルで顧客の要望(チケットの手配や飛行機、新幹線の予約、観光名所やレストランの案内などなど)を聞いたりクレームに応対したりする役割の人でホテルが提供するサービスの顔ともいえる人という印象だ。

サービスのプロだから学ぶことは多いはず。それはサービス業に限らず建設業や製造業でもいえること。私が参加している異業種交流会である建設会社の経営者は「建設業はサービス業」とよくいっているがまったくその通りだと思う。

話は横にそれた。著者の前田佳子氏は本の中で自分のモットーとして「あきらめない」、「心でモノを見る」、「自分以外はみな師」の3つをあげている。

心でモノを見るとは、相手が言っていることを鵜呑みにするのではなく、何故そう言っているのかを考えるということ。それで表面にあらわれてこない本当の要望や問題を捉えることができる。私も経営相談を受ける際に相談者の話を聞きながら、「実は解決したいことはそれではなく別のところにあるのでは・・・」と思うときがある。もっとそうしたことをうまく捉えられたらと思う今日この頃。

「自分以外はみな師」というのは決して驕るなという意味。これももちろんずっともち続けていたい心構えだ。恥ずかしながら「少しいい気になっていないか?」と反省することがたまにある。まだまだである。

サービスのあり方について参考になる一冊。読みやすいので飛行機で羽田から関西空港へ移動する間に読むことができた。オススメである。

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働くママが日本を救う! ~「子連れ出勤」という就業スタイル~ (マイコミ新書)(2009-29/100)

働くママが日本を救う! ~「子連れ出勤」という就業スタイル~ (マイコミ新書)

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5月に倉敷を訪問した際に薦められた本。帯表紙の赤ちゃんを左手で抱っこしながら右手でパソコンを操作する風景はたまに当事務所でも見られるものだ。(ただし、それは従業員の方ではなく私自身かあるいは仕事を手伝う専従者なのだが)

労働者人口が減少するなか日本の競争力の源泉として結婚・出産を期に退職した女性の力が注目を集めている。国や自治体も支援体制を整えつつあるが育児休暇制度の導入や託児所の設置などはやはり大企業が中心で中小企業ではなかなか普及しない。保育所不足も就業を難しくしている原因の1つである。

そうした現状を踏まえ、本書は「子連れ出勤」という1つの提案を投げかける。著者でモーハウス代表を務める光畑由佳氏は自身の出産・育児体験をもとに授乳服を製作。モーハウスでは子連れ出勤を実践している。(光畑氏はそうした女性のライフデザインを支援する取り組みが評価され内閣府の女性のチャレンジ賞を受賞している。)

「授乳服を扱っているのだから子連れ出勤でも違和感が無いのだ・・・」とは誰もが一度は脳裏をよぎること。しかしそっくり真似ることはできなくてもヒントにはなるはずである。

子連れ出勤には多くのメリットもあり本書のなかで紹介されているが一番賛同したのが、母親と子どもが一緒にいる時間が長くなるということだ。

建設業界も女性の視点が注目されている。住宅建築やリフォームの現場ではインテリアコーディネーターやキッチンスペシャリストの資格を持つ女性が多く活躍している。住宅設備メーカーのショールーム。子連れ出勤しているアドバイザーがいてもいいと思うのだがいかがなもんだろうか。

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ムダとり―現場の変革、最強の経営 (幻冬舎文庫)(2009-28/100)

ムダとり―現場の変革、最強の経営 (幻冬舎文庫)

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著者の山田日登志氏は日本の工場からベルトコンベアーを排除した(すなわちセル生産方式や一人屋台生産方式を導入した)、生産現場改善の第一人者。

大量生産時代から多品種少量生産時代へ移行するにつれ、生産性が低下し収益を圧迫し始めた生産現場が新たに活路を見出した生産方式がセル生産方式。単能工から多能工へシフトし、最終的にはすべての工程を一人で担当できるようにする。一人で担当するため工程間に柔軟性が生まれるほか作業者自身の自発性・モチベーションが高まり創意工夫も生まれる。そういったメリットがある。

ムダとりは生産性の無駄を排除すること。

5Sは整理・整頓・躾・清掃・清潔。工場内の整理・整頓・清掃を推し進める企業は多い。それ自体は推奨されるべきことであるが、大きく陣取っている無駄な生産設備は無いだろうか。目に見えるゴミ・ほこりを捨てるだけでなく、作業工程の無駄も捨て去ることが本当の5Sのように思える。

そんなことに改めて気付かされる一冊であった。

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生産管理は日本流でいけ!―在庫減、低コスト、短納期を実現するヒント集(2009-27/100)

生産管理は日本流でいけ!―在庫減、低コスト、短納期を実現するヒント集

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新しい本ではなく古本屋で偶然見つけたもの。

生産管理の目的とは何だろうか?ITに常日頃から携わっているとそれを忘れてしまいがちであるが、多くの企業では管理のための管理になっている。管理帳票を正しく出力するためにデータを投入する。せっかく得られた帳票は工場ではなく管理職の机上で確認され特に有用な意思決定をするわけでもなくファイルに綴じられていく。そんな光景が多くの企業でみられる。

本来生産管理も企業の競争力を高めるために行われるもので、その競争力はよくQCDの3文字で表される。品質・コスト・納期である。品質を高め、コストを下げ、納期(リードタイム)を短縮する。それが管理の目的のはずである。

本書はアメリカなど諸外国から輸入される管理手法の問題点・本質に触れ、日本のものづくり現場で培われた管理手法の優れた箇所を取り上げて生産管理のあるべき姿を説いている。

構成は管理したい、取り組みたいテーマごとに分かれており拾い読みにも適している。

生産管理システムを導入したものの効果が見えてこない企業に是非一読をすすめたい。

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海馬―脳は疲れない (新潮文庫) (2009-26/100)

『海馬―脳は疲れない (新潮文庫)』

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脳科学者の池谷祐二氏とほぼ日刊イトイ新聞で有名な糸井重里氏の脳に関する対談をまとめたものです。

脳科学といえば、今ドラマでやっている『ミスターブレイン』を思い浮かべてしまいますが、ドラマの中でも登場する「海馬」はこの本でも触れています。

私がこの本を読もうと思ったのは記憶について知りたいと思ったからです。商売柄、知識やノウハウを売りにしているため、今後衰えていくであろう脳をどう効率的に活用したものかと・・・そこまで真剣に悩んでいるわけではありませんが。

本書によると脳の記憶(メモリー)には2種類あって、知識としてのメモリーとそれらを組み合わせて活用する、いわゆるノウハウとしてのメモリーがあるとのこと。特に年を重ねることによって後者のメモリーの使い方が巧みになるらしいです。

確かに昔吸収した知識を組み合わせる方法で今の課題にあたることがあります。また新しいものがそんなに入ってこなくても過去の経験で対応できることもあります。脳ってすごいと思います。

また、考えるのに疲れて息抜きをする場合も、運動などでリフレッシュすることは良いとしてもその間も思考はやめないほうがいいそうです。私もそう思う経験があります。考えが行き詰ったとき、市のスポーツセンターにあるルームランナーを使って走ることで考えがまとまることがあります。

そんな風に自分の経験と照らし合わせながら読むと面白いと思います。

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実践 工事進行基準の戦略的活用方法―新会計基準に対応する経営革新をどう進める! (2009-25/100)

実践 工事進行基準の戦略的活用方法―新会計基準に対応する経営革新をどう進める!

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この4月以降の会計期において建設業の売上、原価計上が原則進行基準採用となりました。今までは原則が完成基準であったため大きな変更です。本書はそうした進行基準採用にあたり、単なる会計規則に則った会計業務の遂行だけでなく、本来進行基準を推し進めるにあたって必要な情報収集のための仕組み作りをもとに企業の体制を強化し経営に役立てようという趣旨のものです。

進行基準を採用するにあたり最もポピュラーな方法は原価比例法。これは請負金額と見積総原価、現在までに発生した実際の原価の3点を把握する必要があります。建設業の悪しき商習慣として契約前の前倒し工事があったり、実行予算を組まずに施工したりと・・・今までの方法では進行基準を採用することはできません。としたら採用にあたって皆が意識を変えて取り組むようになるのでは??と考えたいところですが、そこは今までのどんぶり勘定の延長線上で適当な(あるいは恣意的に)進捗率を見積もって計上するか、何らかの理由をつけて完成基準でいくかのどちらかでしょう。本書でもそうしたリスクが存在することに触れています。

そうした抜け道を探るのではなく、この機会に体制作りから行いたいという企業には良い指南書となると思います。進行基準採用には客観性、合理性等が不可欠で、そのためには内部統制が必要になってきます。そこで進行基準のためだけでなく、施工管理の強化、現場への予算原価管理ノウハウの展開などを念頭にすすめることで経営にプラスの効果が現れてきます。そうした部分の記述もありますので参考になります。

ただ、「戦略的活用」のステップやチェックシート、仕組み作りの図解などが無く活字中心の構成となっている部分が少しわかりづらいように思えました。

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チャンスがやってくる15の習慣―Skill With People (2009-24/100)

チャンスがやってくる15の習慣―Skill With People

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表紙のカボチャのイラストに魅せられて思わず購入してしまった本。

チャンスはいつでも目の前にあふれているというのが私の持論です。そのチャンスを捕まえるだけのものが自分に備わったときにはじめてそのチャンスが見えてくる。

というわけでチャンスを逃さないために自己研鑽をするのですが、それよりも心がけているものは「笑顔」です。兎にも角にも人と会うときは笑顔を絶やさないようにしています。それは心がけからいつしか自然に出るようになってきました。

この本にも「笑顔」が大切だと書かれています。他にも大事なことが書かれています。中には賛成できないものもありましたが・・・大筋自分の心がけと大きく離れていなくて少し安心しました。

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にっぽん町工場遺産(2009-23/100)

にっぽん町工場遺産 (日経プレミアシリーズ)

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この本は羽田空港内の書店で偶然見つけた本。表紙のぬくもりあるイラストに魅せられて手にすると数年前にANAの機内誌で連載されていた記事をまとめたものであった。ちょうどそのころは頻繁に飛行機に乗っていたから見覚えがあったのだろう。

著者の小林泰彦氏は温かいイラストを書くライターさん。本人が日本の様々なものづくり企業を訪れ取材しイラストを付けて記事を書いている。

読み覚えのあった記事がいくつかあったが今はとても有名になった注射針の岡野工業さん。・・・ここでもしやと思って過去のブログ記事を検索してみるとやはり書いてあった。『代表社員』参照。みると日付は2006年2月。もう3年以上前の話だ。

空港内で見つけたのもまた偶然でおもしろい。あと、ここで紹介されていたカバンが欲しくなった。値がはりそうだがいつか手に入れたいと思う。

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面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則(2009-22/100)

面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則

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この本は先日書きましたコーディネーター研修の休憩の間に読む本を探しに本屋にいってみつけたものです。

私も面倒くさがりやの一人です。すべてではないのですがムラがあります。

著者の本田直之氏はレバレッジシリーズで多くのヒット本を生み出している話題の人です。本田氏がいう面倒くさがりやというのは2種類あるとのことで1つは将来面倒くさいことになるのがいやで今のうちに少しがんばれる人、もう1つは今少しがんばるのが面倒くさくてあとで余計大変な目にあう人。

私は前者の人は面倒くさがりとは言わないような気がしています。面倒くさい問題を解決するためにやり方を変えたり事前に準備をしたり・・・という人は便利なサービスを生み出すことができ多くの起業家がそうだろうと思います。

55の法則のなかで一番印象に残った法則は

『二度と同じことをしない』

です。失敗を繰り返さないために反省し改善する。常日頃から心がけて実行していきたいものです。

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経営戦略1分間トレーニング スキマ時間に「経営力」を鍛えよう! (その1分があなたを変える!)(2009-21/100)

経営戦略1分間トレーニング スキマ時間に「経営力」を鍛えよう! (その1分があなたを変える!)

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すき間時間ができて、読む本が無い・・・そこで近くの本屋をのぞいて衝動買いしたのがこれです。「経営力」を鍛えるために1分間でトレーニングする問題が60問入っておりそれぞれに解説がつけられています。

一応すべての問題にチャレンジしました。解答については筆者の西村克己氏の考えと同じものや違うものでバラバラ。違っていても解説に「なるほど」とうなずくところと「それは自分の考えと違う」と納得できないものでバラバラ。

それでもあえて肯定的に捉えるならば経営には王道がありませんし正解もありません。経営上の意思決定をするためには様々な情報を集め選択肢それぞれに対して効果やリスクなどを踏まえた決断をしなければなりません。今回の60問についてもどれが正解かを選ぶのではなく、「この選択肢が正解になるケースはどういった場合だろうか?」と自問自答しながら読み進めていきました。それが自分の意見を持つためのトレーニングになるように思えます。

900円と求めやすい価格なので皆さんも一度チャレンジしてみてはいかがですか?

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銀座流売れっ娘ホステスのほめ方・ほめ言葉―好意をもたれ社交上手になるための会話のしかた(2009-20/100)

銀座流売れっ娘ホステスのほめ方・ほめ言葉―好意をもたれ社交上手になるための会話のしかた

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決してホステスになろうともクラブ通いを始めようとも思っていません・・・

コミュニケーションの能力向上のために参考になるかもと思い手に取りました。内容はやはり女性向けに書かれている部分が多いのですが私が読んでも「なるほど!」とうなずくところも何箇所かありました。

ほめ方・ほめ言葉のボキャブラリーやテクニックを学んだり、顧客対応の問答集をマニュアル化したりすることはほとんど意味がありません。(とこの本にも書かれています。)大切なのは相手を常に気に留め、敬い、気遣い、配慮するという気持ちだと思います。相手のことを気に留めておかなければ変化に気がつくこともありません。変化に気がつかなければかける言葉も見つかりません。

よく家人が「今日、どこかいつもと違うところ無い?」と質問し、私は回答に悪戦苦闘することが多いのですがそれは普段から気に留めてない証拠なんでしょう。そこは努力して改善したいと思います。

ビジネスの上でもそうです。マニュアル的な応対よりも慣れ親しんで名前を呼んでくれる方がうれしく感じられます。相手の名前も覚えていないというのはそれだけ相手に対して配慮が足りないということでしょう。

そのあたりは改めたいところが多いです。気に留める、配慮するなどはまず最初に相手に興味を持つことだと思います。相手に興味を持つためには普段から色々なことに興味を持っている必要がありそうです。あまり多趣味な方ではありませんが色々なことに興味を持つこともこれから心がけたいところです。

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技術者倫理の世界 (2009-19/100)

技術者倫理の世界 第2版

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今度大学で技術者倫理について講義することになったので知識の整理のために購入した本です。技術者倫理といえばコンプライアンス、法令遵守、CSR、製造物責任、内部告発など多くのテーマがありますが、この本は様々な事例を題材にして議論・考察を進めています。また演習問題として議題を提供するなど学校教育はもちろん企業内の技術者倫理教育でも使えるのではないでしょうか。

私はシステム開発会社に勤めていたことがありますが、そこでもこの技術者倫理が話題になることがありました。倫理を蔑ろにしてまで利益を追求すると企業の存在意義自体が危ぶまれると考えています。バグの無いシステムは無いと言われていますが、それは技術者側の言い訳に使われるべきものではありません。利用者側が受け入れるべきリスクとしての言葉です。またそうした意識が「逸脱の正常化」につながり大きな事故につながるものと考えています。

そうしたことを改めて意識するためにもおススメの一冊です。

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情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (2009-18/100)

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)

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いつも手帳は持ち歩いています。内容は年間のスケジュールを把握するためと、訪問先や電話での打合せ内容をメモしたものの2種類。でも私はメモしてもそれを整理することが苦手です。書類の整理も下手。そこで試してみようと思ったのが本書に書かれているA6版ノートに全部記すということ。

早速100円ショップにいってA6ノートを買ったら三冊で100円でした。またエクセルでA4一枚裏表の年間スケジュール表を作って4つ折でA6サイズに。ノートの最後の2枚で作ったポケットに格納します。これで完成。毎日の出来事は時系列にメモします。取り交わした書類、届いたFAXなどはこのノートに貼ってしまいます。

ポイントはノートの内容のインデックスを電子データとして残すこと。A6ノートは恐らく2週間に一冊ぐらいのペースで使っていきます。どこにどんな記載・書類があったのかタイトルだけでもインデックス化する必要があります。これが続くかどうか。

さらに作成したインデックスはPCと携帯の両方で参照・変更できるようにしておきます。そうした意味でいまだに使っているNOKIAの702NKは役に立ちそうです。Outlookのメモ形式にしておけば連携も検索もらくらくです。

この方式、4月から試しています。いつまで続くかはお会いしたときに安田が持っている手帳を見てください!!

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朝日キーワード2009→10(2009-17/100)

朝日キーワード2009→10

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 もう2ヶ月ほどカバンの中でずっと重しになっていた書籍です。私は何冊も並行読みをするのでカバンには雑誌や書籍などが何冊かいつも入っています。それにパソコンも入っているのでいつもカバンは10キロ近くあるのです。今考えたらお米の10キロ袋をいつも抱えているのと同じなんですね。それだけ運動しているのにこの体型なのは・・・

 重しというと失礼な感じがしますが、政治・経済・国際・スポーツなどなど様々な分野での記述があり読みごたえ十分です。私がこの本を読もうと思った理由は主に2つあります。

  1. 記憶力が悪く新聞を読んでも過去とのつながりが認識できず記事のもととなった経緯がわからず理解できないことが多い
  2. 行政書士試験の一般常識問題対策として

 特に政治と国際。これはこの本でまとめて読むことにより理解が深まったように思えます。学生のときには就職活動対策で手に取った本でしたがあのときは途中で挫折しました。今回最後まで読めたのは問題意識と興味があったからのように思えます。

 来年も新しいのがでたら購入したいと思います。

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プレゼンは声! -思わずうなずきたくなる声のルール-(2009-16/100)

プレゼンは声! -思わずうなずきたくなる声のルール-

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仕事がら、プレゼン、セミナー、講師など人前で話す機会が多い。また相談窓口などでこちらからアイデアや考えを伝えることもプレゼンといえる。メラビアンの法則にもあるように見た目や音が与える影響が9割を占めるためやはり「声」というのは重要だと考えている。

しかしボイストレーニングを受けるための時間を割くことはできないのでときおり今日紹介するボイストレーニング関連の本を手にとって我流で練習してしまうのだ。(効果が出ているのかは不明・・・)

20090326 今回はここに記されていることを忘れず隙間時間でも練習できるように練習すべき内容をカード(実は名刺のウラ)に書き留めた。これを名刺入れに忍ばせておいて(書き留めたことも忘れるため・・・)思い出したときに練習したいと思う。

この本を読んで、声以外に注意したいと思ったのは場の一体感を作ること。アイスブレイクや冗談などを織り交ぜることで場を和ませることはやっているが、会場にふさわしい「声」をイメージするという発想ななかった。今度試してみようと思う。

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A4・1枚究極の企画書―伝わる!通る!夢が叶う! (2009-15/100)

A4・1枚究極の企画書―伝わる!通る!夢が叶う!

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社内外問わず企画書を提出したことがある人は多いと思います。私も会社員時代から社内提案制度などを活用して企画提案を出していました。提案のために作成する企画書にどういったことを記述すればいいか慣れないとわかり辛いですが、「企画書を受け取る人」を顧客と捉えればわかりやすさと伝わる思いの質・量を両立させる必要があります。
今回紹介したい本はそうした企画書をA4用紙1枚に収めてしまおうというものです。伝わる思いの質・量が変わらなければ企画書の量は少ない方がいいでしょう。量は伝えるために要する時間や無駄にする資源の量と比例しますから。
本書は作成する企画書をいくつかのグループにわけて作成方法をステップごとに説明しています。また60もの事例を掲載しているのでいわばビジネス文例集のように使ってもいいでしょう。この本を拝読して今考えている企画をA4一枚に収めた企画書を作成してみました。作成してみると質を落とさず文章量を減らすことに時間がかかります。そこは頭を使って工夫すべきところでしょう。字で説明すると長くなるところはイラストやグラフを使います。渡して終わりという場合とこの1枚を使って説明するという場合とで作成方法も違ってきます。なかなか面白い作業になりました。今回の企画書は見せる相手がいないのが残念なのですが…

本書はCD-ROMでテンプレートが提供されているバージョン『CD-ROMつきですぐできる! A4・1枚最速の企画書テンフ゜レート』もあります。私は買わなかったのですが効率よく企画書を作成したい人にはいいかもしれません。

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日本でいちばん大切にしたい会社(2009-14/100)

日本でいちばん大切にしたい会社

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最近、とある商店経営研究会の方々を前にセミナーでこう話したことがある。「顧客を満足させるためには顧客に接する社員を満足させる必要がある。顧客に満足させる社員を満足させるためには経営者自身が経営を通して満足していなければならない。」

多くの企業で派遣切りなどの雇用調整が行われている。一部の大手企業では社内にノウハウが蓄積しないため派遣社員を順次正規社員に切り替えるとのことである。どちらも企業収益のためということだ。大企業はそうせざるを得ないほど母体が大きくなって企業存続のために社員に満足させることを諦めてしまったように思える。中小企業は何と言ってもその要は「人」なのである。大企業と同じことをする中小企業に明日は無い。

欧米諸国の株主満足を第一に掲げた経営は狩猟民族にフィットする考え方だ。大地に根を張り共同作業で各人・各家庭が幸せに暮らしていける社会を形成する農耕民族である日本にはやはり社員を満足させることが第一であると私は考える。

そうした思いをより一層強く認識させてくれた1冊であった。

この本は1年ほど前に出版され、そのときにラジオ番組で紹介されたのを聞いていた。ラジオのなかで日本理化学工業株式会社のエピソードを聞いて是非読んでみたいと思ったのだが記憶の片隅で忘れかけていたころに書店で出会った。「お前は読んでおくべきだ」と言われている感じだった。

「いい会社」とは何か?

それは何かの受け売りではなく経営者自身が自分の理念に従って結論付けなければいけない重要な命題である。

「いい安田コンサルティング」とはどういったものか?

それを考えながら、経営者にもこの命題を問うてみたいと思う。

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奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を 覆した農家・木村秋則の記録(2009-13/100)

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を 覆した農家・木村秋則の記録

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 木村さんのリンゴが食べたい。

 それがこの本を読み終えたときの率直な気持ちであった。いつもの書店で本を物色していたときにさわ やかな薄緑色の農園に満面の笑みで笑いかける一人の男の表紙が目に付いた。よくみると大きくあけた口 に歯が一本もない。(書のなかで歯がない理由についても触れられている)タイトルが「奇跡のリンゴ」 と気がついたのはその後である。リンゴ農家…あるいはリンゴ農家を立て直した敏腕経営者…そのどちら にも見えないこの方、木村さんに対して1時間後には「すごい!」と唸ってしまった。

 有機栽培や無農薬栽培などの農野菜がちまたで見られるようになってもう何年も経つが、どちらかとい うと野菜が中心で果物ではあまり見かけない。リンゴはもちろんのことミカンにイチゴ、ブドウにバナナ …確かに見かけない。それぞれに理由があるのであろうが、リンゴはそれが不可能に思えるほどとてつも なく難しいということらしい。

 木村さんのそのとてつもなく難しいことに挑戦したことを綴ったこの本からは農業の行き着くべき1つ の究極の姿とそこに行きつく過程で木村さんが得た、そして自分も共感する気づきを見ることができる。

 本来そこにあってはならない植物が自然の力により虫などの動物や菌類による病気に侵される。それを 防ぐために農園と呼ばれる造成し虫もいない、雑草も生えていない特別な区域を造成し農作物を育てるの である。無菌ルームで子供を育てるようなもの。だから得られる果物もデリケートで弱い。木村さんのリ ンゴは腐らないらしい。放置するとカビなどに侵されることなく乾燥だけが進んでいくそうである。

 そうした特別な区域では自然界のバランスが崩れているためにひとたび虫や菌類に侵されるとすぐに深 刻なほど進んでしまう。自然界ではそれぞれに天敵が存在するためにそうはならない。昨今話題になって いる生物界の多様性である。リンゴ農園に自然界のバランスを組み込む(というより取り戻す・溶け込む )ことにより完全無農薬を実現させたのである。木々本来の生命力によって自然界でうまく育つようにサ ポートだけを行うことが木村さんのやり方。

 「サポートする」仕事が多い私にとってこの取り組み姿勢が大きく刺激になった。木村さんは理論知識 武装した現場主義者である。多くの本を読み漁りながら理論・知識を取り入れ自分で仮説を立てて現場で 実証していく。結論は現場が教えてくれる。自分もそうありたいと思う。

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六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座(2009-12/100)

六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座

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ここでいう法律力は弁護士や司法書士、行政書士など法律の専門家が持っているような知識・ノウハウのことではありません。知らない条文を読んでもそれを解釈して今現在直面している問題に当てはめて理解する力です。

本書は憲法、民法、刑法など誰もが名前ぐらいは知っている法律をもとにその根底を流れる考え方・思想を理解することでそうした力をつけることを目的としています。

私は行政書士の受験生として拝読して色々なところの理解が進んだように思えます。そうした意味ではそうした試験の受験生にとっても有効だと思われます。

特に憲法にある「国民主権、平和主義、基本的人権の尊重」の3原則のなかで基本的人権の尊重が一番大切であるという解説が気に入っています。国民主権、平和主義は基本的人権を尊重するために必要なものということです。そして基本的人権の尊重とは他人に被害・迷惑を及ぼさない限り守られるべき権利です。

この数行のことを理解するだけで色々なことが「暗記」から「理解」へと変わりました。

法律を勉強している人だけでなく、広く一般の方にもオススメです。

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宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み(2009-11/100)

宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み (日経ビジネス人文庫 オレンジ に 2-1)

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西岡常一氏の自伝とインタビュー・座談会などの内容をまとめたもの。自伝は日本経済新聞の「私の履歴書」コーナーに掲載されたものだ。

この本を拝読して思うところは2つ。

1つ目は「工」という字である。先に紹介した小関智弘氏の著書の中になるのだが、「工」は訓読みで「たくみ」と呼ぶ。小関智弘氏はものづくり・製造業を主として工(たくみ)が集う場(ば)としての「工場」が中心である。西岡常一氏は言わずと知れた日本一の宮大工である。「大工」は大きな工(たくみ)と記す。建設業で「工」の字を見て最初に思い浮かべる言葉はもちろん「工事」である。「工(たくみ)が成す事(こと)」という意味に捉えたい。そして「工(たくみ)」という言葉には経済社会の効率や収益といった言葉は馴染まない。しかし今の経済社会により多くの「工(たくみ)」が流出し失われ日本全体の大きな損失になっていると思う。また「工事」を単なる経済活動や作業としてしか考えられず「工(たくみ)」の心を失っている人が多いように思える。「大工」になりたい子供が増えていると聞いたことがある。そうした子らが思い描く「大工」は「工(たくみ)」だろう。そうした夢を実現する場を守ることに貢献できればと思う。そのために自分は工事屋ではないが「工(たくみ)」を目指したい。

2つ目は西岡常一氏の宮大工としてより人間としての生き様に多くのことを学んだこと。
自伝の中やあるいは周りの方々の言葉から色々な発見や気づきがあった。ここはうまく表現ができないのであまり多くは書けないのだけれど…

私がよくお世話になりこのブログでも何回か登場する幹工務店の西出氏からの言葉もこの本の言葉も共通することが多い。家を建てるには木を知り土地を知り文化を知り歴史を知ることで深みが生まれる。そして大地の育みを自然な姿で組み上げることが本来あるべき家づくりのように思える。

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町工場・スーパーなものづくり (2009-10/100)

町工場・スーパーなものづくり (ちくまプリマーブックス)

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大阪の岸和田市内のある精密加工会社を訪問した際に近くの古本屋に立ち寄り見つけた本。小関智弘氏の本を紹介するのは2度目だ。(こちら参照

我々が目にする様々な製品には多くのものづくり企業が関係している。その企業で腕を振るう職人の数ともなればその何倍であろうか。中小企業が共同して人工衛星を飛ばし技術力を猛烈にアピールした。宇宙開発、医療機器、微小機械など「ハイテク」と称される技術は一次加工から最終加工まですべてがハイテクである。旋盤やフライス盤、プレス加工・・・昔から耳にする加工技術や技は職人達の探究心・こだわりにより今もすさまじい進歩を遂げている。それは機械化・自動化の歩みではなく、あくまで職人自らの足による歩みである。

そうしたことを小関氏の本は教えてくれる。

ある町工場を訪ねたときに見つけた「町工場・スーパーなものづくり」というタイトルの本。古本棚の隅においやられていたが、ここに記されていることはものづくりの最先端だと私は思う。

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史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵(2009-9/100)

史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵

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先に申し上げておくと、私は株などの投資を行いません。国債すら買いません。貯金はせいぜい定期預金に預けるだけ。ちなみに恥ずかしい話であるがバフェットがどういった人なのかも知りませんでした。そんな私がこの本を読む気になったのは、ある本で紹介されていたことと、もう1つは投資家の心理が知りたかったことの2つからです。

私の投資家のイメージは高低する株を安値で買い、高値で売ろうと短期に売買を繰り返す人。機関投資家や経済評論家等の声、さらには経済ニュースに敏感で携帯電話や会社のパソコンからも売買取引を行う人。ただし、これは偏見だろうと思う。

バフェットは私のいう「投資家」ではなかった。本書の中の言葉を借りると長期的経済価値をうむ企業の株を適正価格で手に入れ、長期間保有することが彼のいう投資の知恵である。

本書はこうした知恵をバフェット本人の身近にいたメアリー・バフェットとデビッド・クラークの両氏がつづったもの。

副題はあまりにも下品だが原書は「The Tao of Warren Buffett: Warren Buffett's Words of Wisdom」である。

あるポリシー・信念を貫き大きなことを成し得た成功者の言葉として受け止めると、参考になるものが沢山ある。投資に限らず経営や人生の教訓としても。時間をあけて再読したい一冊だ。

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日本一わかりやすい会社のつくり方(2009-8/100)

日本一わかりやすい会社のつくり方

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以前、NPO設立に関してわかりやすい書籍ということで「図解 NPO法人のつくり方・運営のしかた(2009-4/100)」を紹介した。「会社設立では?」ということで書店に並ぶ様々な設立ノウハウ本の中で一番わかりやすいと私が判断したものを紹介します。

本書は株式会社を設立するまでに必要な定款認証や登記申請などの手順をわかりやすく説明しています。さらに法的な申請手続きだけでなく、「このタイミングで会社印を作成する」、「このタイミングで銀行口座が作成できる」など設立に関する周辺作業についても説明されています。本書の中では社長1人で開業するというケースが主になっています。1人で操業する際には定款作成前の発起人会議を省略できるなど実務的な事柄にも触れられています。定款のサンプルもあり、この本を片手に独力で会社設立ができると思います。
さらに後半では経営者として必要な考え方やノウハウなども紹介されております。こちらは少しボリューム、内容ともに物足りないですが、起業を思い立ったものの具体的な計画も何もない人に導入編としてちょうどよいかもしれません。

2時間もあればざっと読めてしまいます。おすすめです。

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親が子供に伝えたい「環境」の授業(2009-7/100)

親が子供に伝えたい「環境」の授業 ――命はつながっている

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 「環境を考えることは人間の生き物としての生き様を考えること。」という気付きを与えてくれた1冊。俳優・映画監督の津川雅彦氏と旭山動物園の園長である小菅正夫氏の環境に対する考え方・意見を対談形式でまとめている。これは映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」がきっかけで実現したものだろう。

 環境とビジネスのことを考えると、「エコはお金がかかる」、「貴重な資源がダメになる」といった産業・経済よりな言葉と、「海面上昇により島が沈む」、「絶滅する動物が増える」といった社会面の言葉と聴かれるが、どれも他人事である。自分に降りかかる問題として考えていない。想像力が及ばないから真剣になれない。それが一番の問題のように思える。私個人もどれだけ環境を意識しているかといえば、エコバックは普段から使っているもののマイ箸は持っていない。ノーマイカーデーでも「仕事だから」と車を飛ばしている。

 そうした想像力を高めるために本書では動物をキーワード・題材にして著者の二人が人間の生き物としての生き様がこうあるべきだという意見を交わしている。単なる抽象的な議論ではなく動物が間に入っていることでより具体的・現実的になり環境についての想像力を高めてくれた。

 昨年から環境を勉強したいと思っていた。でも環境ビジネスのことを勉強する前に本質を理解するために何かヒントを探していた。そんな時期にこのような本が出版されめぐり合えた。本当に良かったと思う。

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建設業コンプライアンス入門(2009-6/100)

建設業コンプライアンス入門 (大成ブックス)

建設会社が遵守するべき法律は建設業法、建築基準法をはじめ多岐に渡る。

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建設業界でコンプライアンスについて語られる多くの場合は下請取引に関するものである。一般の中小企業には下請代金支払遅延防止法があるが、建設業の下請に関しては建設業法がそれにかわっている。また建設という産業は多くの産業廃棄物を排出することから建設リサイクル法をはじめとした環境分野の法律にも配慮が必要である。
法務部門がある大手建設会社ならともかく、こうした法律の同行を1つ1つ追っていくのは至難の業であり中小建設会社においては総務・経理・人事と一人で担当している企業も多く存在する。そうした企業においては深く掘り下げることは難しいが、広く浅い知識をインプットしておき、具体的な事案にあったときには専門家を利用するなどが現実的であろう。
本書はそうした建設会社が遵守すべき法律を広い範囲にわたって解説している。なかには企業によっては関連が薄い法律も含まれているが一読して浅くてもいいので法律知識をインプットしておくことが大切だと考える。
著者は弁護士や大手ゼネコンのCSR担当者があたっている(複数の著者による共著であるがゆえに担当章ごとに言い回しが異なるところが少し気になった。)
経営事項審査においても行政処分による減点措置が平成20年より始まっている。年を追うごとに罰則も厳しくなってきている。企業としての信頼性を守るためにもコンプライアンスには気をつけたいところだ。

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改正建築士法及び関連政省令等の解説(社団法人日本木造住宅産業協会)(2009-5/100)

建築士法が改正され段階的に施行が始まっている。改正の目的は1.建築士の資質・能力の向上、2.専門能力を有する建築士による構造設計及び設備設計の適正化、3.設計・工事監理業務の適正化と情報開示などである。

新しい構造設計一級建築士や設備設計一級建築士制度が創設されたり、昨年11月に施行された重要事項説明の義務付けが与える負担増など色々と話題がつきないが、当の建築士、または建築士に設計を依頼する建設会社やあるいは施主においても今回の改正により過去の耐震偽造問題などに対してどう対応・改善していくのかは注目すべきことだ。

先月社団法人日本木造住宅産業協会より「改正建築士法及び関連政省令等の解説」が発刊された。これは法改正の概要と施行スケジュール、さらにはQ&A形式にて70もの疑問点に解説が成されている。主には建築士向けであるが前述の関係者も是非参考にしてほしいところである。

同書は書店ではなく、同協会のホームページから購入可能である。

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図解 NPO法人のつくり方・運営のしかた(2009-4/100)

図解 NPO法人のつくり方・運営のしかた

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最近NPO法人の設立方法についてたずねられたので自分の知識の整理・確認のためにわかりやすい解説書を探して発見したのがこの本です。

NPO法人についての解説書には設立方法を説明するものと運営(特に経理面)方法を説明するものがあります。本書はその両方についてわかりやすく解説しています。

設立方法についてはその手順を図解し作成する必要がある書類については記載例も掲載されているため実際に設立作業を行う際に大いに役立つでしょう。

また、運営については法的に公開する必要がある書類の作成や内部の経理作業にも触れられているほかに、多くのNPO法人が行き詰っている収益面についての考え方やその方法についても言及しています。NPO法人は非営利ですが継続のためには収益が必要です。非営利というのは儲かった利益を構成員に配分してはいけないというだけです。こうした考え方は本書内にも「NPOによくある誤解」として解説があり、NPO法人の設立がまだ検討段階である団体にも有効な道しるべになるように思えます。

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最後の授業 ぼくの命があるうちに (2009-3/100)

最後の授業 ぼくの命があるうちに

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 この本の存在を知ったのは1月7日、堺市内の書店で見かけたときだ。「最後の授業」というタイトルと帯に記された「余命半年」という言葉に大きく引き付けられた。「自分の命があるうちに伝えておきたいこと」を少し考えた。ただそのときはこの本を手にすることはなかった。

 次にこの本のことに触れたのは読書力の本で紹介されていたとき。短い間に2回の出会いがあった。すぐさま書店に出向き購入した。癌が再発し余命半年といわれた筆者の境遇ち最後の授業の内容を想像しきっと自分は涙を流すだろうと予想していた。

 しかし読み進めるうちにすぐにこれは癌との闘病記などを綴ったものではなく、タイトルの通り筆者がカーネギーメロン大学で行った「最後の講義」の続きとして書かれたもので、筆者が自ら様々な子どものときの夢を現実のものにしてきた経験とこれから夢を実現したいと考えている人たちへのメッセージが主な内容となっている。

 ともすれば涙を流すという予想は外れそうであったが最後のところでやはり予想通りとなった。悲しさと感動と半々だと思う。

 筆者はITのバーチャルリアリティという分野を専門とするカーネギーメロン大学の教授。バーチャルリアリティという言葉とカーネギーメロン大学。私が過去に勤めたことのある企業でこの2つのキーワードは大きな関連があり親近感も覚えた。

 色々な思いが駆け巡りながら読み進めていくことになったが、読み終えた感想としてはやはりこれからの人生を生きていく中でヒントになることを多く得ることができたということ。

 「幸運は、準備と機会がめぐりあったときに起こる」という一節があった。これと同じことを数日前に受けた相談の際に相手に伝えた。それは間違っていない考えだと再認識できた。

 「レンガの壁」がよく登場する。目の前に壁が立ちはだかったとき、自分がそれを超えられるか試されているチャンスと捉える。私は筆者と同じくして楽観主義者だと自分を分析しているが、厳しいことに立ち向かうよりはそれを避けていることの方が多いように思える。それは楽観主義ではなく単なる怠け者だと気付きを与えてくれた。これからはそのチャンスをものにしたいと思う。

 この本もまたいつか読み返したい一冊となった。

※実際の最後の授業の様子はYouTubeで見ることができる。

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容疑者ケインズ (2009-2/100)

容疑者ケインズ (ピンポイント選書)

経済学者のケインズ。少し経済について触ったことのある人なら聞いたことがある名前だろう。私もそのうちの一人。しかしケインズが唱える内容についてはほとんど知らず、また理解できるほど経済学の知識も持ち合わせていない。

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そうした人間にとって本書はケインズのいう理論を理解するのに良いと思える。筆者の小島氏は帝京大学の准教授。もともとは数学科出身で数学の講師をされていた。経済学を社会人になって学び始めた同氏はケインズに対する理解をわかりやすく解説してくれる。生粋の経済学者が書く解説よりもはるかにわかりやすいのである。私も同じ数学科出身というところで妙な親近感を覚えてしまった。

この本はケインズのすべてを解説するわけではない。不況、バブル、格差といった今の経済情勢にケインズの理論をあてはめることで理解をうながしつつ、ケインズを賞賛したり反論したりと色々である。

経済学素人の私にとって公共投資や貨幣量が経済に与える影響や投資・消費・貯蓄の関係など興味深いテーマがいくつもあった。

またいつか読み返したい本である。

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ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (2009-1/100)

私は読書が苦手だ。

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読むのが嫌いなのではない。むしろ好きな部類に入ると思う。しかし読書によって得られた知識は頭のなかのできの悪いメモリーに保持されずすぐに忘れ去られてしまう。だから苦手なのだ。でも少しでも読書がうまくなりたいのでときたま読書ノウハウを紹介する本を手にしてしまう。

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書)

本書はそうした人向けに記憶に残る読書術を紹介するものではない。ただ、多くの気付きを与えてくれた。それは以下のようなものだ。

  • 読書はそれ自体が目的となってはいけない。
  • 読む本によって速読・熟読・重読などやり方を変えるべきである。

頭に無理に残そうとメモをとったり、マインドマップにまとめたりと色々な方法を試したが長続きはしなかった。そこで熟読のときには本のあきスペースにそのとき感じたことや思いついたアイデアを書き込むようにした。もちろん、そうしたなかで特に重要なものは手帳に記載するがそれ自体忘れ去られてしまうので、ブログで記載したり複数の記憶メディアに保持することで忘却率を下げる。

さらに今まで読んだ本の内容をすぐに振り返ることができるように目次をコピーしてファイリングすることにした。これははじめてなのだが続けてみようと思う。

また本書は文中で様々な本を紹介している。これらの本のうち何冊かは実際に読みたくなり早速購入した。また本棚の未読棚に本が増えてしまった。

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