現場の魅力で技術者流出を防ぐ
下請工事業者の労務単価が下がらない。一部の型枠工や鉄筋工などの業種をのぞいて下がり続けている。そして労働条件の悪化は技術者の流出につながる。そうして多くの専門工事業者で技術者不足が深刻になり、そうした業者の体制弱化が元請業者の施工能力を低下させる・・・低下した施工能力を隠すようにダンピング(安値受注)を繰り返し、その皺寄せを下請工事業者に転嫁する・・・悪循環は止まらない。
こうしたなか現場の魅力を創出し、金銭的な満足よりも高い位置での満足感を与え技術者の流出を防いでいる企業がある。特に若手の作業者は金銭的な欲求よりも自分を高めたい、満足のいく仕事がしたいという自己実現的な欲求の方が高いという特性をうまく活かしている方法である。当面の工事獲得に躍起になって現場を振り返らない経営者は一度現場の作業員に尋ねて欲しい。「お前、10年後どうなっていたい?俺は会社を○○○○といった具合にしたいと考えてるんやけど・・・」。
「夢や目標など・・・と言ってる場合じゃない!」という経営者に一言。労働条件がなかなか改善できない今、従業員にしてやれることと言えば夢を語ることぐらいではないだろうか?
熟練者から新米までそれぞれおかれた環境は異なる。現場作業が終わって簡単な打ち上げがあるのなら、そのときにそうした話題が自然に出るように心がけたい。
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コメント
先ほどまで、NHKで技能五輪に出場した若者の番組を見てました。若い人が技能な技術を安心して高められる社会にしなければと思いました。
投稿: ぷりん | 2008年1月14日 (月) 20時57分